右の小さい画像にマウスを置くとメインの画像と入れ替わります  

          源太ヶ城山 2005.2.12



2004年10月の瑞牆山に始まって、早くも3度目のY崎さん一行の登場である。簡単な雪山へという要望だったので源太ヶ城山を思いついたのだったと思う。

散歩のような簡単な山という条件のあるときは、このころ源太ヶ城山によく行った。奥秩父最西端の山に位置する山だが、そんなことを考える人はほとんどいないので、登る人は少ない。

頂上直下まで通じる、自衛隊が造ったという車道は今ではところどころ崩れて車では無理のようだが、10年前にはまだ4輪駆動の車なら何とか終点まで行くことができた。私も最初は車で登ってみたのだったと思う。

車では無理となると散歩道としては価値が上がったことになる。車が登れるくらいだから傾斜はゆるい。登るともなく道を歩いていくと、源太ヶ城山東鞍部の道が稜線を乗り越すところで八ヶ岳南部の全容が現れる。一見、飯盛山からの八ヶ岳とほとんど同じように見えるが、飯盛山からは阿弥陀岳は見えない。山岳展望に一家言ある者にとっては大きな違いである。むろんここからの八ヶ岳のほうが奥行があってすぐれているが、藪や樹林が育って残念ながらもう今ではこの展望は得られないかもしれない。

この2年前の4月には八ヶ岳研究でも知られた山口耀久さんとこの山に登ったことがある。八ヶ岳を前にして山名に関するお話を伺ったのも懐かしい記憶である。

なお、このページの最上段の写真をロッジ山旅の箸袋の絵柄に使わせてもらっている。

(2014.11)

戻る